スペシャリストとジェネラリストの違いと診療科選びのコツ

看護師としてキャリアアップを考える時、大きく分けると「スペシャリスト」と「ジェネラリスト」という二つの道があります。スペシャリストとは、専門性のある特定分野で高度なケアを行う看護師を指し、ジェネラリストとは特定の専門あるいは看護分野に限らず、幅広い対象者に向けたケアを行う看護師を指します。

キャリアアップを目指す際に必要なのは、どのような分野に進みたいかという目的を明確にしておくことです。そこで今回は、目的別にどのような診療科を選ぶと良いかをまとめてみました。

まず、看護師としてハードワークも厭わず働きたいという人は、救命救急やICUでの勤務がおすすめです。どちらも生死にかかわるような一刻を争う状況下での業務が多いため、素早い動きと正確な判断力といった高いスキルが求められます。そんな中で、患者を救えた時に感じるやりがいや達成感は、何物にも代えがたいものがあります。

次に、患者一人ひとりとじっくり向き合いたい人は、訪問看護や緩和ケアを行う現場が良いでしょう。一人で複数の患者を受け持つことになる病棟勤務とは異なり、患者と時間をかけて触れ合えるため、患者本人だけではなく、ご家族とも関係を深めることが可能です。

最後に、プレッシャーを感じることなく働きたい人には、皮膚科や眼科のクリニックが最適です。理由として、基本的にクリニックは外来の対応となり、急変による緊急手術など緊張感のある場面に遭遇する機会はほとんどない、ということが挙げられます。白内障や緑内障などの手術が行われることもありますが、他の科のように術後身体介助が必要になることはほぼありません。そのため、メンタル的に大きな負担を感じることなく働くことができます。